会議で発言しようと思っても口が動かない。
友達に言いたいことがあるのに、うまく言葉にできない。
SNSに投稿したくても、「これって変かな?」と消してしまう。
こんな経験をしている人は、実はとても多いです。
そしてそれは 性格が弱いからでも、コミュ力が低いからでもありません。
ちゃんと理由があります。
なぜ「意見が言えない」のか?
①嫌われたくない・波風を立てたくない
人間には「所属欲」という本能があり、
集団から外れることを本能的に恐れます。
そのため、「反対意見を言う=関係が壊れるかも」と感じてしまうのです。
②間違ってはいけないという思い込み
学校では「正解」が重視されます。
そのため、大人になっても
「正しい答えを言わなきゃ」と思い込み、
自分の考えを口にすることにブレーキがかかります。
③過去の失敗経験
否定された、笑われた、スルーされた…
小さな傷が積み重なるほど、脳が防御モードになり、
意見を言う場になると自然に口が重くなります。
日本の文化が生み出す「言いづらさ」
日本には「空気を読む」文化があります。
周りと違う意見は特に言いづらい。
学校でも会社でも、
“調和を乱さないこと”が高く評価されやすい。
つまり、意見を控えるのは
あなたの性格というより、環境の影響が大きいのです。
脳の仕組みがブレーキをかける
人の脳は、否定や批判を“危険”として扱います。
扁桃体が反応すると、心拍が上がり、思考が真っ白になり、
「言いたいのに言えない」状態になります。
これは、生き物として自然な反応。
意見を言うのが苦手なのは“あなたの責任”じゃありません。
意見を言えるようになるためのコツ
① 完璧な言い方を手放す
意見は「正解」ではなく「ひとつの視点」。
7割くらいの言い方で大丈夫です。
② 小さな場面で練習する
家族との会話、店員さんへの一言など、
“安全な場所”で自分の意見を口にする練習から始めてみる。
③ 感情 → 理由 の順で話す
「私はこう感じる」
「なぜなら、こういう経験があるから」
この順で話すと伝わりやすく、反論もされにくくなります。
④ 「質問」で返す
自信がないときは、
「私はこう思うんですが、どう思いますか?」
と“仮説”として出すとラクです。
まとめ
意見を持つことは、誰かを攻撃することではありません。
むしろ、あなたの感じたこと、考えたことは
同じように悩んでいる誰かの心を軽くすることがあります。
意見が言えないのは弱さではなく、
優しさや繊細さの裏返しです。
その価値を否定せず、少しずつ自分の声を取り戻していきましょう。
裏まとめ
考え方の違いで、「学校でこの答えはなんですか?」「この時のこの人の考え方はなんですか?」みたいな答えではなく、「どう考えてますか?」という意見で捉える。
自分の本音が言いたいけどみたいな状況ってだいたい意見を聞かれることが多くね?正解を教えて?という状況少ないよな。なら、人間一人ひとりの考え方なんてちゃうねんから言ったってええんや。それでどうこう言われんなら、最初から聞くなっちゅう話やで。
知らん人と複数人で話し合いをしてくださいみたいなグループワークの時は一番最初に発言をして、その場の流れを自分で決めていくんや。誰かが固く真面目にやったらその流れが出来ちゃうし、ちょっとふざけたお笑い方向になったらその後もラフな感じでできるよな。
今後関わる人にも自分を出せなかったら辛いのは自分やで。その人と関わる時はその人用の自分にならなきゃいけない。疲れるよな。少しずつでも本当の自分を出した方が楽やとは思うで。全てとは言わん。この部分は出していいけど、こっちは止めとことか区切るのもええな。
